籾すり業者の仲間5人と共同で「北山田ライスセンター」を立ち上げたのが、昭和50年。平成6年には、信用度のアップと経営の明確化を図るため「北山田ライス生産組合」として法人化しました。
 現在は300戸の農家を対象に米の乾燥調整を行ない、年間1万袋を農協に出しているほか、育苗と苗の販売も行なっています。
 また農作業の省力化と経費の軽減を図るため、起耕や田植え、刈取など受託作業も積極的に行ない、地域農業の活性化に大きな役割を担っています。
 乾燥調整にしろ受託作業にしろ、米づくりは春の作業と秋の作業に限られてしまって、一年を通した雇用がどうしても難しいんですね。周年雇用型の企業としてどう運営を図っていくのか、それが今後の課題でしょうか。
 玖珠町は、昔から知られた美味しいお米の名産地。需要を伸ばすために消費の拡大も必要だとは思いますが、まずはここ玖珠地区でとれたお米を玖珠地区の皆さんにもっと食べていただきたい。
 そのためにも、地域の農業を絶やすことなく将来につなげていきたいと思っています。


■会社概要
●法人設立日/平成6年3月
●組織形態/3戸1法人(役員3名)
●事業種類/水稲、作業受託、乾燥・調整
●資本金/150万円
●経営規模/水稲5.2ha
●就業時間/8時〜18時
●雇用/社員6名
●福利厚生/社会保険、労災保険

■交通アクセス
国道210号を三日月の滝方面へ入る。
約500m。