東京の大学を卒業後、昭和59年に実家を継ぎ、父とともに農業を続けてきました。産直販売が増える中、大手スーパーと取引をするために、平成17年に「(有)輪中の郷 池永農園」を設立。輪中≠ニは、川に囲まれた中洲のことで、大分市鶴崎周辺の人にとっては、とても愛着を感じる言葉です。ふるさとへの想いから、会社名にこの言葉を使いました。
 現在は、キュウリとトマトの周年栽培と稲作を行っています。キュウリは父の代から続けており、JAおおいたから特等賞を受賞するなど、長年高い評価を頂いています。また、トマトでは、「カンパリ」や「サンストリーム」(県内では唯一の栽培)や「エレトロ」など7品種を栽培しています。
 最近は、水耕栽培が増えていますが、うちは土耕にこだわり、味で勝負。いい土づくりには手間ひまを惜しまず、堆肥や有機質肥料、もみがらを使用して土壌改良を重ねています。
 現在は、大分市内33店舗で産直販売を行っています。目指すは、地域NO.1。市内のどのスーパーにも池永農園のキュウリ・トマトが並び、地域の方々に安全・安心で新鮮なものを提供していくことが私の夢です。「“輪中の郷”のキュウリとトマトが一番おいしい!」と言っていただけるよう、これからも品質の向上を目指していきたいです。また、カンパリトマトを使った「プレミアムトマトケチャップ」を開発中で、今後はトマトを使った加工品の製造・販売も行っていきたいと思っています。





■会社概要
●法人設立日/平成17年4月1日
●組織形態/1戸1法人(役員3名)
●事業種類/キュウリ、トマト、米の生産・販売・加工
●資本金/300万円
●経営規模/ハウス(キュウリ・トマト) 約2,000坪
          稲作 10ヘクタール
●就業時間/8:30〜17:00
●休日/土・日・祭日
●雇用/社員1名、パート9名

■交通アクセス
宮河内ICから車で約5分。
大野川防災センター下。