- 『集落営農』とは、地域(集落)をひとつの単位として、生産過程のすべて又は一部について共同で取り組む方式のことを言います。
集落内の農家が構成員となり、地域農業の進むべき方向を考え、一丸となって集落全体の農業経営に取り組む活動を行なっていきます。
目的は、コストを抑え生産性を向上し農地を守る、農村・農業の文化を次世代に継承するなど、集落またはその地域の実情を活かした多様な形態が考えられます。
- 高齢化の進行や耕作放棄地の増加など、大分県下の農業構造は持続的な発展が危惧されています。 このため、将来にわたり農業を継続できる担い手を確保し、集落の資源(農地、機械、施設、労働力)を十分に活かす仕組みである集落営農が必要となっています。
- 県の農業及び集落営農の現状
- 県が目指す集落営農
- 栽培技術の統一による品質の向上
- 構成員の中で、経験や知識、体力などに応じた役割分担が可能
- 機械や施設の共同利用により、生産コストが抑えられ作業効率が向上する
- 集落の経理を一括して行える
- 個別経営に比べ、労働時間の軽減を図れる
- 耕作放棄地の増加を防ぐ
- 共同作業による労働時間の軽減により、稲以外の作物導入が可能になる
- 後継者がいない農家の農地が荒地になるのを防げる
- 農作業の省略化により、農業生産活動以外に集落の伝統行事などの活動も促進される